金沢大地グループは、「千年産業を目指して」を経営理念とし、石川県で環境保全型農業を営むオーガニックファームです。
グローバル化が進む世界においても、地域や世界の持続可能な生業(サステナビリティ)や、生物文化多様性を大切に考えながら、耕作放棄地を中心に耕し、金沢郊外や奥能登に位置する日本最大規模の広大な農地(約180ha)で、米、大麦、小麦、大豆、蕎麦、野菜、ブドウなどを有機栽培しています。
金沢大地では、生産者の顔が見える関係を大切にしながら、自社農場の有機農産物を主原料として、日々の暮らしに身近な加工品も幅広く製造・販売しています。
また、グループ会社の金沢ワイナリーでは、金沢市中心部の金澤町家を改修し、1階に石川県産ブドウ100%使用のワイン醸造所を設置、2階では、金沢大地グループで生産した有機農産物や農産加工品などをお召し上がりいただける地産地消フレンチレストランも運営しています。
金沢大地グループ全体で、石川県ならではの里山・里海の恵み、豊かな食文化など、地域資源の魅力を発信し、農業の「6次産業化」に積極的に取り組んでいます。
加工食品であっても、農場および生産者までトレース可能な「生産者の顔が見える」食品づくりをしています。
食の安全性への関心が高まるとともに、つくる人の顔が見える食べ物を求め、生産から流通、加工を経て消費者に届くまでの履歴を明らかにするトレーサビリティのしくみが普及してきました。生産地はどこか、どんな人がつくった農産物なのか知りたい。食べる立場としては当然のことです。
金沢大地も、生産者として同じことを考えています。どんな方が食べてくれているかを知り、お客さまからの声を日々の糧にしたい。作り手と食べる人との関係をより深く身近なものにしたいと願っています。
「有機JASマーク」がない農産物、畜産物および加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
2000年以前、自主的確認のみで有機表示ができた時代に、不適切な有機表示が氾濫し、消費者保護の観点から、この有機JASマークが導入された経緯があります。
現在では、有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認証機関(第三者機関)が検査した結果、認証された事業者のみが、この有機JASマークを表示できます。
金沢大地では、消費者の優良誤認のない表示を心がけ、「有機JAS認証」を積極的に取得・表示することで法令遵守しています。
オーガニック、ノンカフェイン、伝統食品、発酵食品、無添加、砂糖不使用など、食べる方の健康に資する商品開発に重点を置いています。